血清アルブミン値と年齢との関連性の検討 ~急性期病院における調査から~:~急性期病院における調査から~
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概要
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【目的】急性期病院における血清アルブミン値の調査を行い、年齢との関連性について検討したので報告する。【対象及び方法】入院時に血清アルブミン値を測定した1240症例 (退院時745症例) を対象に、血清アルブミン値3.5g/dLを基準に分類し、平均年齢・在院日数および死亡率を比較検討した。さらに、入退院時の血清アルブミン値の変化を比較検討した。【結果】入院時における栄養リスク有り (血清アルブミン値3.5g/dL未満) 群の平均年齢、平均在院日数および死亡率は、栄養リスク無し (血清アルブミン値3.5g/dL以上) 群に比較して有意に高値を示した。退院時血清アルブミン値は、40歳代を境に入院時より有意に低下した。【結論】入院時に血清アルブミン値が3.5g/dL未満であり、かつ高齢の患者には、入院早期から栄養管理を実施する必要がある。ただし、40歳代を境に、その治療経過においては血清アルブミン値が上昇しない症例を考慮する必要がある。
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日本静脈経腸栄養学会 | 論文
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