完全静脈栄養施行中,抗てんかん薬にて巨赤芽球性貧血をきたした1症例
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概要
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抗てんかん薬は、長期投与が必要なため、種々の副作用が問題となる。今回、抗てんかん薬服用患者において、完全静脈栄養施行中、鼻出血を初期症状とした巨赤芽球性貧血を認め、その原因として葉酸欠乏が判明した症例を経験したので報告する。抗てんかん薬長期服用患者では葉酸欠乏の準備状態をきたしており、完全静脈栄養施行時には、葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血が短期間に惹起されうる可能性を考慮し、葉酸を積極的に投与する必要がある。
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日本静脈経腸栄養学会 | 論文
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