感光体上静電潜像の高分解能測定
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概要
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電子写真プロセスを用いたプリンタや複写機の感光体に形成される静電潜像を直接測定できる静電潜像測定装置を開発した．この装置は，測定電極と感光体との間の測定ギャップを制御する機構と，微小測定ギャップで発生する放電をバイアス電圧や絶縁ガスを用いることによって防止する機構を備えている．これらの機構によって，本装置は実際の印写プロセスに近い状態で，約10本/mmの解像度で静電潜像を観測できるものである．本装置を用いて，疲労による有機感光体の解像度低下やa-Si感光体の像流れ現象による感光体上の静電潜像の変化を測定した．その結果，感光体の劣化に伴い，静電潜像のエッジ部の勾配が緩やかになる現象を観測する事ができた．本報告では，開発した静電潜像測定装置の構成について報告するとともに，本装置を用いて感光体の解像度低下を静電潜像の変化から検討した結果について報告する．
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The Imaging Society of Japan | 論文
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