アルミニウム基板上への顔料薄膜新規作製法 顔料分散水溶液を用いた電解析出法:— 顔料分散水溶液を用いた電解析出法 —
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概要
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界面活性剤水溶液を用いた新規な顔料薄膜作製法を開発した.顔料を分散させた界面活性剤水溶液を電解液とし,アルミニウム基板を陰極として定電流電解を行ったところ,基板上に原料として用いた顔料の薄膜が得られた。アルミニウム基板及び顔料膜の光電子分光分析・走査型電子顕微鏡観察を行ったところ,カソード処理によるアルミニウム表面の物理的・化学的改質が膜生成を誘起していることが示唆された.また結晶形の異なる顔料(α,β,ε形銅フタロシアニン)を用いて製膜を行ったところ,薄膜化の際には結晶転移が起こらず,もとの結晶形が保たれたまま製膜されることがわかった.さらに,電解温度・通電電気量・通電電流密度といった電解条件を変え,製膜実験を行った.その結果,顔料の担持量は電流密度の制御によって最も広範囲に制御できることがわかった.
- The Imaging Society of Japanの論文
The Imaging Society of Japan | 論文
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