1ドラム色重ねプロセス 直流電界飛しょう現像法
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概要
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感光体上で直接トナー像を重ね合わせカラー画像を形成する"1ドラム色重ねプロセス"では,先に形成したトナー像を乱さずに次のトナーを色重ね現像するために,感光体を摺擦しない非接触の現像法が必要である.今回,1成分カラートナーを用いた非接触直流電界飛翔現像法を開発し,デジタルカラー複写機カラーレーザプリンタ部のカラー現像器として実用化した.この現像器では,絶縁性トナーを現像器内部の導電性ファーブラシで摩擦帯電した後,弾性ブレードによって現像ローラ上に均一な約30 μmのトナー薄層を形成する.この現像ローラを,感光体と150μmのギャップを開け対向し,感光体と同速同方向に回転させ,バイアス電圧を印加しトナーを飛翔させ静電潜像を反転現像する,この現像法は,プロセス速度300 mm/sまで追従する性能を有することを確認した.
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The Imaging Society of Japan | 論文
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