粘弾塑性モデルによる用紙カール矯正量予測シミュレーション技術の構築
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概要
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用紙カールは複写機における重要な品質課題の一つである.用紙カールを抑える施策としてデカーラ装置がある.デカーラ装置では,主に用紙に対して大きな曲率を与えることで用紙を矯正する.デカーラにおけるカール矯正量は,デカーラローラの径,押し込み荷重,搬送速度など様々な要因で変化する.さらに矯正するべきカール量は用紙種によって異なるため,デカーラのパラメータ設計には莫大な工数を要する.そこで本研究では,用紙を粘弾塑性体として物理モデル化し,デカーラにおけるカール矯正効果を予測するためのシミュレーション技術の構築を行った.それにより,高い精度でカール矯正量を予測できるシミュレーション技術を確立し,デカーラのパラメータ設計工数を大幅に削減することができた.
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The Imaging Society of Japan | 論文
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