発振波長635nmアレイレーザダイオードのプリンタヘの適用
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概要
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マルチビーム走査は,レーザプリンタにおける光走査装置の高速化・高解像度化を実現するための有効な手段である.我々はビーム本数を増やす手段として,今回1チップ5チャンネルアレイレーザダイオードを開発し,プリンタへの適用を検討した.発振波長は635nm である.<BR>635nm の短波長レーザは半導体の特性上,駆動時の電流による発熱で光出力が減少する割合,ドループ率が大きい傾向にある.ドループ率が大きいと,レーザプリンタにおいて走査方向の濃度ムラが発生し問題となる.<BR>これに対し,しきい値電流と端面反射率の最適化,ツェナーダイオードの定電圧効果を利用した駆動回路の改良により,ドループ特性の改善を図ることができた.<BR>また,I-L 特性やチャンネル間での波長誤差,動作寿命など,レーザプリンタ用として必要な,その他の特性も満足していることを確認した.
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The Imaging Society of Japan | 論文
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