カラートナー用顔料について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
トナー用顔料には色相,着色力や透明性などの色彩特性を満たすことと同時に,優れた耐熱性と耐光性が必要とされる.また,トナー用顔料は,常に安定した帯電特性を示すことも求められる.更に,ケミカルトナーにおいては,それぞれのケミカルプロセスに合わせた適合性が要求される.顔料は,たとえその化学構造が同じであっても,製造方法の違いによって著しく異なる性能を示す.トナー用顔料は,特殊で最適化された合成反応やニーディング,粉砕工程を通じ,粒子形,粒子径分布,表面状態,物質中の不純物,結晶性などにトナー用途に合わせたさまざまな改良が加えられてきている.さらに,マイクロリアクター技術の適用は,近い将来,トナー用顔料の開発にとって画期的な打開策になることが期待されている.
- The Imaging Society of Japanの論文
The Imaging Society of Japan | 論文
- マグネトロン・スパッタリング法によるアルモファス・シリコン膜の高速堆積法(1):—磁界強度の効果—
- ハーフトーン画像のドット構造解析 I ドット形状の観察
- ハーフトーン画像のドット構造解析 II マクロ測色によるドットゲイン評価
- 熱転写記録方式の3次元熱伝導シミュレーション
- 絶縁性磁性トナーによる1成分系現像の機構(第1報)