電界中における粒子移動を利用した反射型電子ディスプレイ (I) 表示原理と表示特性:—表示原理と表示特性—
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概要
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導電性トナーと白色粒子を電荷輸送層が塗布された2枚の透明電極で挟んだサンドイッチ型セルに封入し,電圧印加の極性を切り換えることにより黒と白の表示が出来ることを示した.この表示原理は,導電性トナーが電荷輸送層からの正孔注入により正電荷を有し,白色粒子層中をクローン力により電界移動することにより行われる.トナーディスプレイの黒色表示時の反射濃度は0.9,白色表示時の反射濃度は0.6であった.また,導電性トナーと白色粒子の混合重量比1:1の時に最大コントラストを示した.さらに,電圧を遮断しても表示が保持できる特徴を持っているため,書換え可能な反射型表示に利用できることがわかった.
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The Imaging Society of Japan | 論文
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