α型オキソチタニウムフタロシアニン顔料を用いた電子写真感光体の顔料分散性と静電特性の作成条件依存性
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概要
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CGM(Carrier Generation Material)にα型オキソチタニウムフタロシアニン(α-TiOPc)を用いたOPC(Organic Photoconductor)を試作し,課題として認められたCGL(Carrier Generation Layer)の塗膜ムラと,高温高湿環境での繰り返しによる帯電電位の低下特性とカブリ状画像ノイズを評価した. 分散助剤としてポリジメチルシロキサン疎水化シリカを1(wt%)添加することで,静電特性に影響を与えることなく塗膜ムラを抑制することができた. 高温高湿環境での繰り返しによる帯電電位の低下は,バインダ樹脂をポリビニルブチラール樹脂とメラミン樹脂からなる熱硬化型とすることで抑制することができた.また,CGMの結晶変換方法を酸処理+アセトニトリル処理から,乾式ミリング処理+クロロホルム処理とすることでも改善できた. カブリ状画像ノイズも同様に,バインダ樹脂をポリビニルブチラール樹脂とメラミン樹脂からなる熱硬化型とすることと,CGMの結晶変換方法を酸処理+アセトニトリル処理から,乾式ミリング処理+クロロホルム処理とすることで,改善できた.
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The Imaging Society of Japan | 論文
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