Aluminum potassium sulfate and tannic acid(ALTA)療法の予後に関する検討
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概要
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目的:Aluminum potassium sulfate and tannic acid(ALTA)療法の予後について検討した.方法:対象は無床診療所である当施設において2005年12月から2012年8月までに行ったALTA療法4,126例(ALTA単独:2,814例,外痔核切除併用例:1,312例)で,術後経過時期別に7群に分け,それぞれの再発率を比較し,術後どの時期に,どのくらいの再発がおこるのかを検証した.またALTA単独と歯状線までの外痔核切除を併用した手術との再発率の比較を行った.結果:ALTA療法全体の再発率は4.0%であった.再発は術後1年ごとに約1.1%程度の一定の確率で発生していた.ALTA単独手術の再発率は5.3%,歯状線までの外痔核切除を併用した手術の再発率は0.66%で,歯状線までの外痔核切除を付加することで,有意に再発率が低下することが示された.
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