N-フェニルマレイミドとアリル化合物との反応
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アリル変性マレイミド樹脂生成反応のモデルとして, N-フェニルマレイミドと各種アリル化合物との反応を検討した。フェノール性水酸基を持たないアリルベンゼン (ABz), アリルアニソール (AA) では比較的高分子量のコポリマーが生成した。フェノール性水酸基を有するアリルフェノール (AP), オイゲノール (Eu) では主として低分子量の付加物 (PMI/AP, Eu=1 : 1, 3 : 1) が生成した。分子内のフェノール性水酸基によって, ベンジル位の水素が引き抜かれ易くなり, ene反応により, 低分子量付加物が生成すると考えられる
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
著者
-
竹田 敏郎
住友ベークライト株式会社基礎研究所
-
石井 敬一郎
住ベテクノリサーチ (株)
-
榎 尚史
住友デュレズ (株) 工業樹脂研究所
-
大久保 光
住友ベークライト株式会社電子デバイス材料研究所
-
大久保 光
住友ベークライト (株) 基礎研
関連論文
- OH基濃度を制御した高周波プリント配線板用多層材料の開発
- 4 アリル変性マレイミド樹脂;マレイミド骨格構造と硬化物特性
- 5 高周波特性に優れた特殊フェノール/エポキシ/シアネート系樹脂の硬化反応
- 11 マレイミド樹脂の硬化反応に関する研究 (第9報):マレイミド/シアネート系の反応及びその硬化物特性
- アクリル系樹脂の金属への接着性改良基礎検討
- IC回路保護用低応力ポリイミド樹脂
- ベンゾフラン環含有ポリイミド樹脂の合成と二・三の性質
- 13 マレイミド樹脂の硬化反応に関する研究 (第5報) N-フェニルマレイミドとアリル化合物との反応に及ぼす触媒の影響
- N-フェニルマレイミドとアリル化合物との反応
- イソフタル酸ジヒドラジドと芳香族テトラカルボン酸二無水物から得られるポリアミドイミド樹脂
- N-フェニルマレイミドとアニリンの無溶媒および溶液反応
- 10 新規マレイミド化合物;構造と硬化物特性の関係