アンモニア・レゾール序論 (2)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
前報に引続きアンモニア・レゾール生成時の触媒作用を調べる目的で, Mannich反応に関する論文を抄録した。まず庄野唯衛, 井本英二, 高橋秋水らの含窒素中間体に関する実験を紹介した後 (1章), Mannich反応 (1) としてDécombe (1933), Carlin, Landerl (1950), Moran外4名 (1952), Grillot, Gormley (1945), Tseou, Yang (1935) らの論文 (2章), Mannich反応 (2) としてJ.W.Burke一派のフェノールに関する論文3編 (1949, 1952) (3章), Mannich (3) として野田美芳 (1959), 井本英二, 東敬一 (1958) らの論文 (4章) を紹介した。その結果初反応ではホルムアルデヒドがフェノールのOHに対しο-位にほぼ100%付加することが予想され, 苛性ソーダの場合とはかなり相違することがわかった。
著者
関連論文
- アンモニア・レゾール序論 (2)
- 尿素樹脂化学とアンモニア・レゾールへの道
- フェノール・ホルムアルデヒド反応速度論:-触媒種による反応次数と活性化熱について-
- 特8 アルカリレゾールの硬化反応について
- H. Staudingerと尿素樹脂 (2)