Angio-Seal使用時にコラーゲンスポンジが血管内留置された場合に有効な応急的止血方法,route regaining techniqueについて
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概要
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【目的】Angio-Seal使用時にコラーゲンスポンジが血管内留置され止血不全となったが,「route regaining technique」により応急的に止血することができた1例を報告する.【症例】66歳,女性.脳動脈瘤に対しコイル塞栓術施行後,Angio-Sealによる止血を試みた.コラーゲンスポンジが血管内で展開され止血不全となった.本技法により,同じ血管穿刺部を経由して再度血管内腔に到達し,新規にAngio-Sealを用いて止血することができた.【結論】コラーゲンスポンジ血管内留置例に対し,本技法により応急的に止血することができたが,下肢虚血症状には注意が必要である.
- 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会の論文
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