液体クロマトグラフィー質量分析によるムクナ含有健康食品中のDOPAの光学異性体分析
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概要
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液体クロマトグラフィー質量分析によるムクナ含有健康食品中のDOPAの迅速な光学異性体分析法を開発した.DOPAの抽出は,抽出液として1%ギ酸溶液を用いた超音波抽出法で行った.カラムは光学活性クラウンエーテルカラムを用い,移動相はギ酸溶液(pH 2.0)を用い,カラム温度は30℃に設定した.内標準物質としてL-DOPA-ring-d3を用い,イオン化はESIポジティブモードで行った.添加回収試験(50および500 μg/g添加)を行ったところ,回収率は97.5~101.3%,併行精度と室内再現精度は7%以下であり良好な結果が得られた.本試験法を市販健康食品14製品に適用したところ,L-DOPAは1カプセルまたは錠当たり0.88~12.8 mg検出されたが,D-DOPAはいずれの製品からも検出されなかった.
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