人間ドックで経験した縦隔腫瘍例の検討
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概要
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縦隔腫瘍は過去の全国集計の推移などから著明な増加が明らかで,今やまれな疾患ではない。これには多種多様な疾患が含まれるが,胸腺腫瘍,神経性腫瘍,奇形腫が上位3位を占め,この3者で全縦隔腫瘍の約2/3である。悪性頻度は30%で,軽視することはできない。自覚症の発現は,腫瘍の良悪により差がある。無症状の場合は集検や偶然の機会に発見される。診断は1枚の胸部X線正面像から始まるので,慎重な読影が求められる。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
公益社団法人 日本人間ドック学会 | 論文
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