大腸内視鏡検査前処置における自宅での経口腸管洗浄剤飲用の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大腸内視鏡検査の前処置として行われている施設内での経口腸管洗浄剤(以下洗腸剤)飲用について外来患者350人にアンケート調査を実施し自宅での洗腸剤飲用について検討した。274人(78%)が回答。その結果,飲用希望場所は67%が施設内,22%が自宅を希望し,男女とも比較的若年者が自宅飲用を希望する傾向がみられた。さらに希望理由として施設内希望者は洗腸剤による体調の変化に対して不安が強く施設内にいることで安心感がもてること,また自宅希望者では時間が有効につかえることが理由として最も多くあげられた。今後は自宅飲用も取り入れながら施設内・自宅それぞれのメリットを活かして個々に合わせ十分な説明のもと受診者が自分にあった前処置法を選択できるよう考慮していく。また受診者がより安心し,安楽な環境の中で検査を受けられるよう施設内の環境の整備・充実化もはかっていくことが重要と考えられた。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
-
依田 芳起
山梨県厚生連健康管理センター
-
功刀 千恵美
山梨県厚生連健康管理センター
-
小林 一久
山梨県厚生連 健康管理セ
-
長田 愛
山梨県厚生連健康管理センター
-
大勝 令子
山梨県厚生連健康管理センター
-
飯島 治代
山梨県厚生連健康管理センター
関連論文
- 低線量肺CT検診車における初期成績
- 第17回山梨県農村医学会
- OP-112 山梨県における前立腺癌検出に対する取り組み(前立腺腫瘍/診断・マーカー1,一般演題口演,第98回日本泌尿器科学会総会)
- 腹部超音波検診におけるカテゴリー分類の検討
- 人間ドックでの肺CT検査の成績
- 肺癌死亡を減少させるにはどうしたらよいか
- 腹部大動脈における超音波検診の有用性
- 心房細動は増加するか?
- 第13回山梨県農村医学会
- 超音波検診で発見された胆嚢・胆管癌, 膵臓癌の予後の検討