東海大学病院健診センターにおける子宮頚癌集団検診の実際
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概要
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東海大学病院健診センターで行なっている子宮頚癌検診での前癌病変(特に軽度・中等度異形成)におけるコルポ診の有効性と最も多く検出される細胞診クラスIIIaの取り扱い方を二次検診データと比較検討した。コルポ診の併用効果に関しては,細胞診だけでも上皮内癌や浸潤癌の90%以上が検出可能であったが,軽度・中等度異形成の60%が偽陰性でありコルポ診によって検出された。またクラスIIIa検出者の半数は初回陰性でも次の5年以内に検出されていた。そしてクラスIIIaの進展時期と頻度からみて,その転帰の判定は2-3年が適当でありその follow 間隔は3-6か月が望ましいと考えられた。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
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篠塚 孝男
東海大学産婦人科
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牧野 恒久
東海大学産婦人科
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平澤 猛
東海大学産婦人科
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小川 哲平
東海大学病院健診センター
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尾形 利郎
東海大学病院健診センター
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平園 賢一
東海大学総合診療科
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喜多川 浩
東海大学病院健診センター
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瀧脇 収二
東海大学病院健診センター
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宮本 壮
東海大学産婦人科
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村松 俊成
東海大学産婦人科
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