特発性頚部内頚動脈血管攣縮に対する頚動脈ステント留置術の有用性
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概要
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【目的】特発性頚部内頚動脈血管攣縮に対して頚動脈ステント留置術による治療を行ったので報告する.【症例】〈症例1〉47歳,女性.構音障害を主訴に来院した.3DCTAで一過性の頚部内頚動脈狭窄が認められ,抗血小板療法を開始したが,その後も虚血症状を繰り返した.経過および画像所見から頚部内頚動脈血管攣縮と診断し,頚動脈ステント留置術を行った.〈症例2〉46歳,女性.失語,右麻痺を主訴に来院した.数年前より一過性の頚動脈狭窄による虚血症状を繰り返すため,頚部内頚動脈血管攣縮と診断し,頚動脈ステント留置術を行った.【結論】再発性の特発性頚部内頚動脈血管攣縮に対して,頚動脈ステント留置術は有用な治療法と考えられた.
著者
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森谷 匡雄
葛西昌医会病院 脳神経外科
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糸川 博
葛西昌医会病院 脳神経外科
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藤本 道生
葛西昌医会病院 脳神経外科
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菊地 奈穂子
葛西昌医会病院 脳神経外科
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富田 禎之
葛西昌医会病院 脳神経外科
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柴田 憲男
葛西昌医会病院 脳神経外科
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阿波根 朝光
葛西昌医会病院 脳神経外科
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岡本 紀善
葛西昌医会病院 脳神経外科
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