内視鏡による鼻内アプローチが困難であった良性鼻副鼻腔疾患の手術症例の検討
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概要
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副鼻腔の良性疾患に対する手術治療は,ESS(endoscopic sinus surgery)で対応が可能なことが多いが,視野と操作性の問題から鼻内アプローチからのみでは困難な場合もある。2009年1月から2011年12月の3年間に当科で行った副鼻腔良性疾患に対する手術症例368例のうち,鼻外手術を要した6例について検討した。男性5例,女性1例。平均年齢64歳(44~79歳)。疾患の内訳は,乳頭腫3例(上顎洞2例,前頭洞1例),術後性前頭洞囊胞2例,急性前頭洞炎1例であった。手術方法は,全例ESSで鼻内からのアプローチを試みたが,上顎洞根本術2例,鼻外前頭洞手術4例を要した。術後,合併症はなく経過良好である。
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