市街地道路交通を対象としたナウキャストシミュレーションシステムの構築
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は，プローブやセンサー等で得られた観測データを基に対象地域の交通状態を再現するナウキャストシミュレーションシステムの構築を目的としている．ナウキャストシミュレーションシステムは主に市街地道路を対象としており，そのアウトプットを活用してある区域の交通流動性や特異性の評価，地域全体のCO２排出量のモニタリングなど，様々な情報サービスへの展開が期待できる．本稿では，柏市で実施されている実証実験の概要について紹介しながら，ナウキャストシミュレーションの理論を示し，オンライン交通シミュレーションシステムとして一般街路に適用するためのシステム構成について説明する．
著者
-
大口 敬
東京大学生産技術研究所 先進モビリティ研究センター
-
花房 比佐友
㈱アイ・トランスポート・ラボ
-
小林 正人
㈱アイ・トランスポート・ラボ
-
小出 勝亮
㈱アイ・トランスポート・ラボ
-
堀口 良太
㈱アイ・トランスポート・ラボ
-
大口 敬
東京大学生産技術研究所
関連論文
- 東京23区におけるエコドライブによるCO2削減効果の検討
- EV交通シミュレーションのためのトリップチェイン推定手法の検討
- 市民の交通行動は変わるか：CO２情報等の配信により一般市民の交通行動変容を促進する社会フィードバックシステムに関する研究
- 道路基盤地図情報を利用したドライビングシミュレータによる道路交通安全対策の事前評価
- 市街地道路交通を対象としたナウキャストシミュレーションシステムの構築
- 交通シミュレーションを利用したCO２排出量推計手法の検証の取り組み
- ドライビングシミュレータを利用した車線閉鎖時における車線変更挙動の分析
- 環境に配慮した効率的な交通行動への変容を促す生活交通情報フィードバックシステムの構築に関する基礎調査
- 日本全国規模のネットワークを対象とした交通流シミュレーションの精緻化
- ETCデータを用いた首都高速道路における交通行動の日変動特性の分析