終末期の親をもつ子どもに対する看護師の関わり
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概要
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【目的】親の死は, 大人だけでなく子どもにとってもつらく, 悲しい経験である. 本調査の目的は, 親を亡くす子どもに対する看護師のケアを記述することである. 【方法】緩和ケア病棟に勤務する看護師11名を対象に半構成的面接を行った. 【結果】インタビュー内容を分析した結果, 親を亡くした子どもへの関わりとして,【子どもの様子を捉える】【子どもにケアを提供するための基盤をつくる】【子どもが患者と一緒に過ごせるよう調整する】【子どもに親の病状や行っていることを説明する】【他のスタッフと連携する】が示された. 【結論】今後, 看護師を含めたその他の医療者の子どもへの関わりを示すとともに, 家族のニーズや思いなども明らかにし, 終末期の親をもつ子どもに対する支援方法を検討していく必要がある.
著者
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