インターバル撮影によるアリスイの給餌活動記録
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概要
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青森県弘前市にて2012年6月から7月にかけて1つがいのアリスイ Jynx torquilla が繁殖した.孵化から巣立ちまでの巣の様子をカメラのインターバルタイマー機能で撮影した.一眼レフカメラに300mmレンズを装着し,15秒に1回のタイムラプスで1日あたり約10時間の撮影を行なった.照度不足と風による振動は撮影成功率を低下させた.6月22日に孵化直後のアリスイのヒナ2羽がみられ,7月13日に1羽が巣立った.育雛期後半は餌を咥えていた写真の枚数はピーク時よりも減ったが,コムクドリに対する警戒と思われる入り口から外を警戒している写真が増えた.餌ははじめアリの繭だったが,途中からアリの成虫や卵も加わった.1回に運んでくる餌量は途中で横ばいになった.
著者
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