高機能anammoxリアクタに関する研究
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概要
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ビール工場排水の処理に適したanammoxプロセスとして,ビール粕を原料とする炭化物を担体とする固定床型の1500 L(有効容積1563 L)「リアクタ」を試作した.立ち上げにあたっては,先に立ち上げた固定床型の400 L anammoxリアクタの処理水に含まれる微量のanammox菌を植種源として用い,種汚泥を用いることなく105 dでの立ち上げが可能であった.本anammoxリアクタを使って,これまでに開発されているanammoxリアクタよりも5˚C程度低い室温域(25˚C)で,窒素除去速度1.98–4.12 kg-N/m3/d,平均滞留時間3.0 hでの実証運転を120日間以上安定して行うことができた.
著者
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藤井 隆夫
崇城大学生物生命学部 応用生命科学科
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西山 孝
崇城大学生物生命学部
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平 大輔
崇城大学生物生命学部 応用生命科学科
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藤井 隆夫
崇城大学生物生命学部 応用生命科学科
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岡本 裕行
アサヒグループエンジニアリング株式会社 環境システム事業部
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古川 憲治
熊本大学名誉教授
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西山 孝
崇城大学生物生命学部 応用生命科学科
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岡本 裕行
アサヒグループエンジニアリング株式会社 環境システム事業部
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