石灰石粗骨材の微粒分量の増加が高強度コンクリートの性状に与える影響評価
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概要
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石灰石粗骨材の微粒分量を1.0%から5.0%に増加させた場合の高強度域のコンクリートにおけるフレッシュ性状および強度性状について検討を行った。その結果,微粒分量の増加に伴い,スランプフローは同等または若干低下する結果となったが,高性能AE減水剤の添加量の調整により対応できる範囲であった。一方,微粒分量の増加が,空気量,圧縮強度および静弾性係数に及ぼす有意な影響は認められなかった。以上のことより,高強度コンクリートにおける,石灰石粗骨材の微粒分量の増加による性能変化はほとんどなく,簡単な性能確認をすれば従来同様に使用可能といえる。
- 公益社団法人 日本コンクリート工学会の論文
著者
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林 建佑
太平洋セメント(株)中央研究所
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多田 克彦
太平洋セメント(株)中央研究所
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河野 広隆
京都大学工学研究科都市社会工学専攻
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山田 一夫
(株)太平洋コンサルタント東京営業所
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山田 一夫
(株)太平洋コンサルタント 東京営業所 営業推進部
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多田 克彦
太平洋セメント
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多田 克彦
太平洋セメント(株)中央研究所
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