内頚動脈海綿静脈洞瘻に対する塞栓術におけるEDコイルアンフィニの有用性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
【目的】EDコイルアンフィニ®は,コイル2次径が大きく柔軟性が高い.今回我々は,EDコイルアンフィニ®を用いて塞栓術を施行した内頚動脈海綿静脈洞瘻の2症例を報告する.【症例1】83歳女性,右耳鳴にて発症した.EDコイルアンフィニ®を用いて経静脈的塞栓術を施行したところ,瘻孔部にコイルが充填され,シャント血流は消失した.【症例2】72歳女性,右耳鳴にて発症した.経動脈的および経静脈的に塞栓術を施行した.EDコイルアンフィニ®を主体に用いて海綿静脈洞を塞栓したところ,シャント血流は著明に減少した.【結論】内頚動脈海綿静脈洞瘻に対する塞栓術においてEDコイルアンフィニ®は有用であった.
著者
-
石川 眞実
自治医科大学附属さいたま医療センター脳神経外科
-
小嶋 篤浩
さいたま市立病院 脳神経外科
-
小嶋 篤浩
さいたま市立病院 脳神経外科
-
小野塚 聡
川崎市立井田病院 脳神経外科
-
秋山 武和
秋山脳神経外科・内科病院 脳神経外科
-
木村 浩晃
美原記念病院 神経内科
-
石川 眞実
自治医科大学附属さいたま医療センター 脳神経外科
-
石川 眞実
自治医科大学付属さいたま医療センター脳神経外科
関連論文
- 片側顔面痙攣の顔面神経核の興奮性亢進 : 顔面筋F波による解析
- 破裂性椎骨解離性動脈瘤最重症例に対する超早期塞栓術
- 脳波・筋電図の臨床 顔面筋F波の測定
- くも膜下出血直後の脳微小循環障害 : 血小板白血球動態
- 脳神経外科手術における誘発電位モニタリング
- 脳波・筋電図の臨床 顔面筋のSilent period(休止期)について
- Linac Radiosurgery によるAVMの治療
- 妊娠中に発症したくも膜下出血の2例
- 直視下に出血部位を確認しながら血管内治療を施行した難治性鼻出血の1例 : 症例報告
- 内頚動脈海綿静脈洞瘻に対する塞栓術におけるEDコイルアンフィニの有用性
- 直視下に出血部位を確認しながら血管内治療を施行した難治性鼻出血の1例:症例報告
- 難治性の口腔内出血に対し直接穿刺による塞栓が有効であった上顎動静脈奇形の1例