手術室新人看護師が抱く困難と対処法
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概要
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<B>【目 的】</B> 本研究は手術室新人看護師が抱く困難と対処法について分析・検討して早期離職の予防方法の知見を得ることである. <B>【対象と方法】</B> 手術室看護師13名に聞き取り調査を実施後, 質的帰納的に分析した. <B>【結 果】</B> 困難は7カテゴリ【手術室看護の覚えることの多さ】【慣れない業務への対応】【手術室看護の知識・経験の無さ】【手術室の勤務体制による疲労】【職場における人間関係】【患者への対応】【間違いの許されない業務】から形成された. 対処は, 5カテゴリ【他者と話をする】【困難を前向きに捉える】【心身をリフレッシュする】【学習することで知識を獲得する】【職場における人との接し方を考えて付き合う】から形成された. <B>【結 語】</B> 今後, 手術室新人看護師の早期離職予防の支援として, 思いを表出出来るような場や知識・技術の獲得が出来る場を設け, 手術室看護師の専門性を意識づけていくことが重要である.
著者
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二渡 玉江
群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻
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堀越 政孝
群馬大学大学院保健学研究科看護学講座
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辻村 弘美
群馬大学大学院保健学研究科看護学講座
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千田 寛子
群馬大学大学院保健学研究科看護学講座
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新井 裕美
東京女子医科大学病院
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永井 歩
東京医科歯科大学附属病院
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齋藤 洋子
群馬大学医学部附属病院
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河村 恵美
群馬大学医学部附属病院
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二渡 玉江
群馬大学大学院保健学研究科
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