日米の認知的社会化過程における性別化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In order to investigate the influence of socializing agents upon cognitive development in different cultural contexts, 140 mother-child pairs sampled from an urban population in Japan and a suburban population in California have been studied for four years since 1972. The relationships between maternal factors, such as mother's attitudes and opinions concerning the child-rearing practices, teaching styles, communication styles, mother-child interaction patterns, and child's cognitive performances such as the school-related skills, and IQ were examined for boys and girls separately, and sex differences were analysed concerning the cognitive socialization processes in two countries. Main results are as follows: Sex differences were recognized in cognitive socialization processes in Japan and the U.S. However, the pictures of sex-typing were different in the two countries. In Japan, the characteristics of cognitive socialization in boys were found more clearly than in girls, and much more maternal factors were recognized to be positively related to child's cognitive performances in the boys' group. On the other hand, in the U.S., the characteristics of cognitive socialization were found clearly in both sexes, but they were contrasted and clearly differentiated between the two sexes.
- 公益社団法人 日本心理学会の論文
著者
関連論文
- 教育心理学研究とは?現場とは?むすぶとは?(教育心理学研究と現場を結ぶ,準備委員会企画シンポジウム,I 日本教育心理学会第51回総会概要)
- 2 発達心理 : d 幼児III(日本教育心理学会第8回総会部門別研究発表題目・討論の概要)
- 2 発達心理 : c 幼児II(日本教育心理学会第8回総会部門別研究発表題目・討論の概要)
- 建築と子ども (建築と子ども)
- 道徳的意識の発達の研究方法をめぐって
- 3 学習心理 : b 記憶学習(日本教育心理学会第8回総会部門別研究発表題目・討論の概要)
- 200 認知と学習(251〜9)(日本教育心理学会第12回総会部門別研究発表題目・討論の概要)
- 日本とアメリカにおける子どもの発達の縦断的比較研究から
- 動機づけ研究の理論的系譜(2) : 価値、有能さ、目標、自尊感情をめぐって
- 社会2(510〜518)(部門別研究発表題目・質疑応答・討論の概要)
- P2168 幼児期における文字の読み書き能力 (7) : 読みテスト低得点児の分析
- P2113 高校生における自己の統制感に関する研究 (2) : 周囲の期待や役割意識における効力感とCAMI構成概念・学業成績の関係
- P2112 高校生における自己の統制感に関する研究 (1) : CAMI構成概念尺度得点の発達的変化
- 発達2092 自己統制感に関する分析的研究とその国際比較(3) : CAMI構成概念と学業成績の関係
- 発達2091 自己統制感に関する分析的研究とその国際比較(2) : CAMI構成概念の相関関係
- 発達2090 自己の統制感に関する分析的研究とその国際比較(1) : CAMI構成概念の発達的変化
- PB119 学習意欲と原因帰属の国際比較研究 : CAMIによる調査 (3)学業成績との関係における国際比較
- PB118 学習意欲と原因帰属の国際比較研究 : CAMIによる調査 (2) 構造の国際比較
- 教育心理学研究と現場を結ぶ(準備委員会企画シンポジウム3)
- 教育心理学のこれまでとこれから(日本教育心理学会第50回総会記念鼎談,I 日本教育心理学会第50回総会概要)
- 教育心理学研究と現場を結ぶ ([日本教育心理学会第51回総会]) -- (準備委員会企画シンポジウム)
- 教育心理学のこれまでとこれから(日本教育心理学会第50回総会記念鼎談)
- コメント1 : IV.21世紀の発達心理学を展望する
- こころを科学する--現代心理学の課題と展望 (心理学の現在)
- 地域教育と技術教育 : アメリカ(海外の放送大学)
- 母親のコミュニケーションスタイルとその子供の認知発達に及ぼす影響 : 図形伝達課題における日米比較
- 第4分科会 まとめ(B 教育現場から見た教育心理学)
- 発達18(328〜335)(部門別研究発表題目・質疑応答・討論の概要)
- 教育評価とは何か
- 東南アジア科学・数学教育実験の評価のためのワークショップ
- パネル討議 : 「科学教育研究の意義と問題点」
- 子どもの認知発達に及ぼす母子間言語環境の影響
- 提案IV 大学入試制度を如何に改善すべきか
- 教育工学について
- 知能の測定をどう幼児・児童の指導に結びつけるか : K-ABC心理教育アセスメントバッテリーをめぐって
- 自主シンポジウムI : Learning Disabilitiesをめぐる問題について
- 教育実践と教育心理学
- 「努力したこと」についての回想的記述の分析--日米中比較
- 「努力したこと」についての回想的記述の分析:日中比較
- 2 発達 : 幼児2(日本教育心理学会第11回総会部門別研究発表題目・討論の概要)
- 英語科における学業不振児の研究 : 各教科教育法に関する教育心理学的研究 VIII (英語科 その1)
- 作文課題による目標構造と将来展望に関する研究--「目的を持って努力したこと」の日米比較(中間報告)
- 日本発達心理学会創立期の背景,精神,活動
- 300 学習指導と能力測定(311〜6)(日本教育心理学会第12回総会部門別研究発表題目・討論の概要)
- 将来展望に関する国内下位文化研究--達成目標志向とプロセス志向に注目して
- PD70 小学生の学業成績を予測する認知的要因 : 他者との関係を合意する構成概念に注目して
- 学業達成に対する統制感における文化内変動の説明の試み
- 小学生の学業成績を予測する認知的要因--他者との関係を含意する構成概念に注目して
- PB117 学習意欲と原因帰属の国際比較研究 : CAMIによる調査 (1) 項目反応の国際比較
- 学業達成に対する統制感における文化内変動の説明の試み : 山形と東京で実施したCAMI Plusの結果の比較を通して
- 社会的意志決定に対する理解・態度の発達に関する国内比較研究
- 子どもの認知発達に及ぼす母子間言語環境の影響 : 日米三年間研究の報告(研究委員会企画特別研究報告)
- Learning Disabilitiesをめぐる問題について(自主シンポジウムI)
- I. 基礎学力と義務教育(準備委員会企画シンポジウム)
- 330 母子家庭の母親及び子どもの心理学的研究I : (3) 母親のしつけ方略と母親意識(発達16,研究発表)
- 329 母子家庭の母親及び子どもの心理学的研究I : 2. 母子家庭の教育環境と母親の教育観(発達16,研究発表)
- 328 母子家庭の母親及び子どもの心理学的研究(I) : 1. 全体計画及び方法(発達16,研究発表)
- 415 生産性と創造性の関係についての研究 : 困難な課題場面における仮説の発生と発達(4 学習・思考)
- 205 生産性と創造性の関係についての研究 : 困難な課題場面における仮説の発生と発達
- シンポジウムII : 授業実践と教育心理学 : 子どもの「つまずき」とは何か
- 乳児の音声反応を誘発する刺激条件に関する研究
- 312 乳児の精神発達測定の試み : 特に発達項目の分析(300 学習指導と能力測定)
- 311 発達的にみた乳児の習癖および問題行動(300 学習指導と能力測定)
- 251 乳児の音声発達(200 認知と学習)
- 9 乳児の音声反応を誘発する刺激条件に関する分析(2.発達(幼児))
- 115 乳児の精神発達測定の試み : 特に発達検査項目の問題点(1.発達)
- 9 遊びの個人差(自主シンポジウム)
- IV. 21世紀の発達心理学を展望する(準備委員会企画シンポジウム)
- 思考3
- 語彙検査の尺度化とプログラム・テストの試み(研究委員会企画特別研究報告,特別講演・特別研究報告)
- 各種障害事例における自成信号系活動の促進と構成信号系活動の形成に関する心理学的研究 : とくに盲ろう二重障害事例について(研究委員会企画講演,特別講演・特別研究報告)
- 企画の意図(教育工学と教育)
- 教授工学の立場から(教育工学と教育)
- 教育工学の実践性(教育工学と教育)
- 教育工学と教育(教育工学と教育)
- 教授学習論の立場から(教育心理学と教育工学との関係)
- V 教授学における教育心理学の寄与
- スクリプト比較研究の文化心理学的位置づけ
- 日米比較研究ノート--文化心理学と異文化間比較
- 335 母子家庭の母親および子どもの心理学的研究IV : (3)母親の子どもへの態度と子どもの母親像(発達13,発達)
- 210, 211 数概念発達に関する学習系列別尺度作成に関する試み
- 質疑・討論(第7回総会宿題報告Programmed LearningおよびTeaching Machinesに関する研究)
- 219 数の教育における数唱の役割について(c.幼児II,2.発達心理)
- 児童の生命の概念とその手がかりの発達
- 子どものひとりごと
- 327 幼児期の育児態度と諸教科の成績との関係(発達15 親の認知の子どもへの影響,研究発表)
- 322 "よい子""わるい子"の概念からみた道徳性の発達(3.思考)
- 日本・中国・米国の学生が重視する主人公の特徴--中間報告
- 物語作成の際に重視する項目は何か--日中比較の中間報告
- 道徳的判断形成過程に関する逐次的明確化方略による国際比較
- 文化心理学の方法をめぐって--媒介概念としての文化的スクリプト
- 学生による講義評価の試み : 自由記述と評定尺度を併用した方法によって
- 幼少時の母親の態度・行動が就学後の知的発達に及ぼす影響 : 日本サンプルについての追跡研究
- 自由作文の書き出しに見る将来像(2) : 文化差(日中米)と性差の交互作用
- 自由作文の書き出しに見る将来像 : 性差と世代差の検討
- ライフ・スクリプト関係の一連の研究報告の序説
- 10年後の将来像--日中比較の中間報告
- 研究紀要発刊に寄せて
- 教育心理学研究と現場を結ぶ
- 図形伝達課題における表現様式--日米の母親と教師の比較