合成Thyrotropin Releasing Hormone (TRH) 連続投与の下垂体TSH分泌動態に及ぼす効果にかんする実験的研究
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概要
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Gillessenらの方法で合成したTRH (pyro-glutamyl-histidyl-proline amide) を10μg及び100μg/100g, 体重を毎日1回ラットに最低7日から最高35日間連続腹腔内投与し, 間脳下垂体系におよぼす影響を観察することによりTRH連続投与の効果についての基礎的検討を試みた.この合成TRH連続投与群は対照とした生食水連続投与群に比して, 血漿TSH resting levelのやや上昇傾向を認め, 下垂体重量及び下垂体内TSH量の減少, 少量の合成TRHに対する血漿TSHの反応時間の遅延, かつ, 持続性の傾向, thyroxineによるTRH作用の易抑制性などが観察された.
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