インスリンおよびグルカゴン分泌におよぼすArginine, γ-Guanidinobutyramide作用
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概要
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インスリンおよびグルカゴン分泌におよぼすγ-guanidinobutyramide作用をラット摘出膵灌流実験をもちい検討し, arginine作用と比較した.γ-guanidinobutyramideはグルコース50mg/dlの存在下でインスリン分泌を促進し, グルカゴン分泌を抑制した.このインスリン分泌はpropranololで抑制をうけた.Arginineはグルコース50,150mg/dlの存在下でそれぞれインスリンとグルカゴン分泌を促進した.γ-guanidinobutyramideの血糖降下作用は末梢組織のグルコース利用を促進している他に膵内分泌ホルモン作用を介している可能性が考えられる.
- 日本内分泌学会の論文
著者
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工藤 幹彦
弘前大学医学部第三内科学教室
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豊田 隆謙
弘前大学医学部第三内科学教室
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佐藤 信一郎
弘前大学医学部第三内科学教室
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後藤 由夫
弘前大学医学部第3内科学教室
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豊田 隆謙
弘前大学医学部第3内科学教室
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佐藤 信一郎
弘前大学医学部第3内科学教室
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工藤 幹彦
弘前大学医学部第3内科学教室
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