12年前に高血圧とレニン低値を発見され, その後5年以上血漿アルドステロン濃度が正常であった特発性アルドステロン症の例
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概要
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We report a 54-year old man diagnosed as idiopathic hyperaldosteronism (IHA) at least 12 years after the onset. At the age of 42, he showed hypertension (162/100mmHg), hypokalemia, metabolic alkalosis, low plasma renin activity (PRA) and normal plasma aldosterone concentration (PAC) in a supine posture. Both PRA and PAC were elevated after a 2-hour ambulation following furosemide (60mg) injection. Since the accumulation of radioactivity following <SUP>131</SUP>I-adosterol injection with combined administration of dexamethasone was equally detected in both adrenal areas, he was diagnosed as low-renin essential hypertension (LREH). Blood pressure (BP) decreased to the normal range after treatment with nifedipine (40mg/day). At the age of 47, however, BP was hypertensive (164/106mmHg) serum potassium (K) level was normal. Although PAC was normal in a supine posture, it increased after a 2-hour ambulation following furosemide (60mg) injection. PRA after the stimulation was still suppressed despite the increase in PAC. At the age of 54, BP was 172/94mmHg. Serum K level was 3.4mEq/L. PRA was suppressed below 0.1ng/ml/hr, while PAC was above the normal range (170pg/ml) in a supine posture. Serum cortisol and urinary excretion of 17-OHCS and 17-KS were within normal limits. PRA was still suppressed below 0.1ng/ml/hr after a 2-hour ambulation following furosemide (60mg) injection, but PAC was markedly increased (330pg/ml). There was a diurnal rhythm of aldosterone, which was parallel to that of ACTH. PAC was elevated to 330pg/ml after ACTH (250μg) injection and to 261pg/ml after angiotensin III (20ng/kg/min for 15 minutes) infusion. Treatment with dexamethasone (2mg/day for 14 days) had no effect on levels of BP, serum K, PRA and PAC. Bilateral adrenal hyperplasia was suspected by the dexamethasone suppression adrenal scintigraphy. From these results, we diagnosed the patient, who had been diagnosed as LREH for the past 12 years, as IHA. Since some patients with IHA exhibit suppressed PRA with normal PAC at the early stage of the onset, we should repeat examinations for detecting lesions of the adrenal glands of the patients having suppressed PRA with normal PAC, so-called LREH.
- 一般社団法人 日本内分泌学会の論文
著者
-
福地 総逸
福島県立医科大学
-
新村 進
福島県立医科大学内科学第三講座
-
福地 総逸
福島県立医科大学第三内科学教室
-
重富 秀一
福島県立医科大学
-
渡辺 由香里
福島県立医科大学第三内科学教室
-
真田 寛啓
福島県立医科大学内科学第三講座
-
根本 茂子
福島県立医科大学第三内科
-
新村 進
福島県立医科大学第三内科学教室
-
真田 寛啓
福島県立医科大学第三内科学教室
-
五味渕 大平
福島県立医科大学第三内科学教室
-
五味渕 大平
福島県立医科大学第3内科
-
林 晃
福島県立医科大学第三内科学教室
-
根本 茂子
福島県立医科大学第三内科学教室
-
重富 秀一
福島県立医科大学第三内科学教室
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