4. ガスクロマトグラフによる苛性アルカリ下のホルマリンの挙動に関する考察
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概要
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苛性アルカリ下に於ては、ホルマリンは、メタノールとギ酸塩を生成することが、古くからの研究で知られている。ホルマリンのPHの低下も、此のギ酸塩の生成によると考えられているが、此等の研究はいずれも、生成物質に関しては殆んど定量的取扱いがなされていない。そこで演者等はガスクロマトグラフにより、ホルマリンから生成するメタノールの定量を中心として、苛性アルカリ下に於けるホルマリンの挙動を考察した。<BR>実験方法は、先ずα-Polyoxymethyleneの加熱分解により、メタノールを含まないホルマリン溶液を作り、此れに所定量の苛性ソーダーを加え加熱した。反応は空気中及び窒素気流中で、所定の温度で、所定の時間行った。<BR>生成したメタノールは、インターナルスタンダードとして、Dioxoneを用い、ガスクロマトグラフにより分析した。ガスクロマトグラフの諸条件は、ホルマリンの分析と同様なので省略する。
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