研究開発・技術開発・事業開発にかける夢
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概要
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「歴史の一頁を刻める研究」をとの志を持ち旭化成に入社したのは40年以上も前。最初に手がけた新しいナイロン(ナイロン3)の研究では,世界で最初にナイロン3繊維を作るという幸運を手にしたが,工業化には至らず.「企業の研究は,工業化されてこそ価値がある」と実感。その後,ポリアセタール樹脂の研究を遂行。失敗の連続ながら,試行錯誤で,新しい製造技術を開発。ホモポリマー,コポリマーの2つを有する世界で唯一のポリアセタール樹脂メーカーとなる。また,ブロックコポリマーも世界で最初に開発。また,2004年より中国でプラント(DuPontとの合弁会社)が稼働。「新しいサイエンスの発見」,「新しい技術の工業化」など,「歴史の一頁を飾る研究を」という初志が達成。また,「自らが研究した技術が製品という形になり,多くの人の手に渡る」という新たな喜びも感じる。また,「人は事業を通して育つ」ということも後輩の活躍を見て実感した。
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