サプリメントのメタボリックシンドローム予防効果
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概要
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目的:メタボリックシンドロームを予防するサプリメントを評価するために,糖の吸収や脂肪細胞の脂肪の取り込みやアディポネクチンの放出の定量試験を行った. 方法:腸管の糖分解酵素である α-グルコシダーゼ阻害試験,マウスの糖吸収試験および脂肪細胞の脂質吸収量やアディポネクチンの放出量を定量した. 結果・考察:20 種のサプリメントの中で,桑葉,白僵蚕は,アカルボースより強い α-グルコシダーゼ阻害活性を示し,マウスの糖吸収を抑制した.その他,6 種に酵素阻害活性が認められた.脂肪細胞では,強く脂肪蓄積を抑制した蘭草,マテおよびイチイを含む 6 種に抑制効果を,アディポネクチン放出量では茵陳蒿と連銭草が増加効果を示した.桑葉,白僵蚕,茵陳蒿,蘭草,マテ,イチイおよび連銭草は,メタボリックシンドロームの予防に期待がもたれる効果を示した.
著者
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安川 憲
日本大学薬学部
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安川 憲
日本大学薬学部薬学科セルフメディケーション学研究室
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小川 光一
日本大学薬学部薬学科セルフメディケーション学研究室
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津田 有梨香
日本大学薬学部薬学科セルフメディケーション学研究室
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松原 秀樹
日本大学薬学部薬学科セルフメディケーション学研究室
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