腸骨・大腿静脈の血管内治療が有効であった静脈血栓後症候群の2症例
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概要
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静脈血栓後症候群の治療は,日常生活指導や弾性ストッキングの着用といった保存的治療が主体であるが,難渋することも多い。圧迫療法が施行できない静脈血栓後症候群(CEAP C3)の2症例に血管内治療を施行した。閉塞部は器質化血栓と考えられたため血栓溶解剤は投与せず,バルーン形成術,ステント留置のみで再開通を行った。術後,3日以内に下肢腫脹は消失した。圧迫療法が施行できない自覚症状,徴候のある症例に対しては,有効な治療法の1つと考えられた。
著者
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