下咽頭・喉頭の重複癌の2例 (服部浩教授開講10周年記念論文集)
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概要
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Two cases of double primary cancers involving the hypopharynx and larynx were observed at the Department of Otorhinolaryngology, Kobe University. The first case was a 64-year-old male with simultaneous hypopharyngeal and laryngeal cancers. The second case was a man, aged 63, who initially had laryngeal cancer and developed hypopharyngeal cancer seven years after the irradiation of the initial lesion.Seven double primary cancers were found in 141 cases (5%) of hypopharyngeal cancers from January 1965 to March 1981. The hypopharynx and larynx were both involved in two cases. Only six cases, including our present report of double primary cancers involving the hypopharynx and larynx, have been reported in the Japanese literature. Three were double primary simultaneous cancers while three were metachronous.In the three double primary simultaneous cancers, the hypopharyngeal cancers were asymptomatic, and in two, the hypopharyngeal lesions were not detectable on indirect laryngoscopy. The three cases of double primary metachronous cancers were hypopharyngeal cancers believed to be induced by the irradiation for primary laryngeal lesions.Therefore, in hypopharyngeal cancer patients, the possibility of double primary cancers should be kept in mind. A thorough examination is mandatory before initiation of therapy. The same is true for laryngeal cancer patients. Furthermore, in irradiated laryngeal cancer patients, the physician must be vigilant for radiation-induced cancers especially those of the hypopharynx and cervical esophagus.
- 耳鼻咽喉科臨床学会の論文
著者
-
天津 睦郎
神戸大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
牧 孝
神戸大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
牧野 邦彦
神戸大学医学部耳鼻咽喉科
-
坪井 慶孝
兵庫県立病院がんセンター
-
松居 敏夫
神戸大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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深沢 高士
神戸大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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金川 清人
神戸大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
Jamir Joselito
神戸大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
坪井 慶孝
兵庫県立病院癌センター放射線科
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