気管支喘息児における気道過敏性および運動誘発喘息に対する柴朴湯の長期投与効果について
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概要
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気管支喘息児において柴朴湯の長期投与における気道過敏性と運動誘発喘息に対する効果について検討した。対象は22名の喘息児であり, 7歳から15歳で, 男12名女10名である。重症度は軽症7名, 中等症14名, 重症1名である。3ヵ月間柴朴湯1日5gを投与し, 投与前後にて検査を施行した。すべての症例において臨床症状の改善がみられ, また副作用はみられなかった。柴朴湯投与前にくらべて投与後3ヵ月は, 気道過敏性 (アセチルコリン吸入試験およびヒスタミン吸入試験) および運動誘発試験において有意に改善がみられ, 気管支喘息の基礎治療薬としての柴朴湯の有用性が再認識された。
- 社団法人 日本東洋医学会の論文
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