非観血的に治癒し得た霰粒腫の1症例
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概要
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52才の主婦の級粒腫を漢方治療で, 非観血的に治癒せしめた。初診時, 右下眼瞼にあった3コの霰粒腫のうち, 両側の2つは治癒し, 真中のものは, 臨床的に問題にならない状態になった。左上眼瞼にあった大きな脂肪梗塞は, 結膜ポリープの形成過程を通じて消失していった。具合よくこの過程が写真上に記録されている。この治療に用いられた薬方は, 柴胡桂枝湯の加味方の一種である。臨床症状の治癒のメカニズムについて, “細胞病理学” の観点と “個体病理学” の観点から, 若干, 考察した。
- 社団法人 日本東洋医学会の論文
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