CT画像を用いたゼロポジション肢位における肩甲上腕関節内外旋可動域計測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Total rotational angle of the gleno-humeral joint is considered to decrease as the arm is elevated. Meanwhile the shoulder rotates widely from the external position to the internal position around the Zero position during throwing. Measurement of true rotational angle of the gleno-humeral joint is considered to be difficult using goniometer because of the scapular motion. The purpose of this study is to measure the rotational angle of the shoulder at the Zero position (RAZ) on digital photo, CT images and using in vivo motion analysis system. Ten shoulders of 10 healthy volunteers (all men, mean age 28.7 years old) were evaluated. Digital photos of the shoulder and CT images were taken with the arm in the maximum external and internal rotation at the Zero position in supine position. Exterior total (E-ROM) was measured on the digital photo. The true RAZ of the gleno-humeral joint was measured on the sagittal reconstructed CT images (CT-ROM) and using in vivo motion analysis system (3D-ROM). The average E-ROM was 102.7 degrees (range, 78.0-125.0degrees). The average CT-ROM was 63.9 degrees (range, 40.0-96.8degrees). The average 3D-ROM was 72.0 degrees (range, 46.3-87.7degrees). E-ROM/CT-ROM ratio averaged 0.62 (range, 0.40-0.78). E-ROM/3D-ROM ratio averaged 0.70 (range, 0.46-0.88). In conclusion, measurement using CT image showed relatively large rotational angle of the gleno-humeral joint at the Zero position with relatively large individual variations.
著者
-
梶田 幸宏
愛知医科大学医学部整形外科
-
花村 浩克
あさひ病院整形外科
-
岩堀 裕介
愛知医科大学 リウマチ科
-
佐藤 啓二
愛知医科大学 医学部整形外科
-
菅本 一臣
大阪大学運動器バイオマテリアル学
-
小石 逸人
大阪大学運動器バイオマテリアル学講座
-
花村 浩克
あさひ病院 整形外科
関連論文
- 肩関節鏡視下手術中の脳血流,脳波の検討−体位による比較−
- 骨肉腫に対する短期集中術前化学療法の成果と今後の課題
- 骨肉腫における温存患肢の予後 : 患肢温存療法後の局所再発の現状と今後の課題
- Beach chair position による肩関節鏡視下手術中の脳血流, 脳波の変化
- 少年野球チームに対する投球障害予防活動の効果
- スーチャーアンカー法による鏡視下 Bankart 修復術の成績 : 腱板疎部縫縮の有無による比較
- DAFF変法による鏡視下 Bankart 修復術の短期成績
- 肘関節の鏡視下手術 適応と限界
- 野球選手の投球側肩関節後方タイトネスにおける筋肉要素の把握
- 小学生投手の80球全力投球による肩関節可動域の変化 : 投球前後・翌日での検討
- Suture anchor法による鏡視下Bankart修復術: 2年以上経過例の成績と術後再発例の検討
- 小学野球選手とサッカー選手の肩関節可動域の比較
- 新しい鏡視下 Bankart 修復術 Modified double anchor footprint fixation
- 非外傷性肩関節不安定症に対する保存的治療
- 成長期野球選手の投球肩・肘障害に対する取り組み
- 肩関節外傷性前方不安定症に対する Suture anchor 法を用いた鏡視下 Bankart 修復術 : われわれの Suture relay technique と短期成績
- 外傷性肩関節前方不安定症に対する suture anchor を用いた肩関節制動術の治療成績
- 肩関節外傷性前方不安定症に対する suture anchor 法による鏡視下 Bankart 修復術
- BTBを用いた足関節外側靱帯再建術(第2報)
- 膝蓋腱断裂に対する治療経験
- 投球肩・肘障害に対する投球フォーム矯正の効果
- 加温処理骨移植後の力学的強度、骨密度及び組織像の変化
- パルス電磁場刺激の osteosarcoma c-myc mRNA 発現に対する影響
- 骨肉腫の転移例に対するIfosfamide+Etoposideの効果
- 頚椎部 pedicle screw fixation における合併症
- 脊髄髄内腫瘍のMRI診断
- 高度外反膝に対して人工膝関節置換術を行った関節リウマチの1例
- 後十字靭帯損傷膝の新しい検査法
- 後十字靭帯損傷膝の診断における大腿四頭筋伸張反射の意義
- 骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折後遅発性脊髄障害に対する各術式の検討と治療成績
- 多施設間共有型データベースシステムを用いた手術部位感染(SSI)における危険因子の統計学的検討 : 感染徴候の早期発見を目指して
- 上腕骨近位部骨折に対する locking humerus spoon plate の治療経験
- Scheuermann 病の手術治療における矢状面アライメントの分析
- 化膿性脊椎炎における抗生剤初期投与法の検討
- 第3骨片を伴った鎖骨中1/3骨折における骨片転位量と骨癒合時期
- Densitometoryを用いたX線画像の定量的評価 : 骨折治癒過程における仮骨濃淡の定量化
- 転位のある鎖骨中1/3骨折の保存的治療における骨癒合について
- 1259 肩甲上腕関節可動域測定の信頼性(理学療法基礎系44, 第42回日本理学療法学術大会)
- 289 少年野球選手の肩関節可動域(骨・関節系理学療法11,一般演題ポスター発表,理学療法の可能性,第41回日本理学療法学術大会)
- 310 少年野球選手における投球動作中の注意の焦点(骨・関節系理学療法1)
- 972 肩後方構成体ストレッチングによる肩内旋可動域の変化(骨・関節系理学療法41)
- 542. 投球障害に対する保存療法 : 投球フォーム指導の効果(スポーツと疾患)
- BTB移植組織採取後における膝蓋腱の修復 : 家兎実験による破断荷重の変化
- BTB移植採取後の膝蓋腱の修復と3DCT画像による観察
- 膝蓋腱部分切除が膝伸展機構に与える影響について : 家兎を用いた実験的研究
- 荷重下における十字靭帯不全膝の大腿骨・脛骨運動の解析
- スポーツ選手の膝蓋腱断裂に対する1次再建術
- ACL損傷膝に対するX線側面像を用いた荷重時膝回旋運動の解析 : 特に膝伸展位において
- 後十字靭帯損傷膝における大腿四頭筋伸張反射の出現とMRI所見との関係
- 6.メソトレキセート長期使用中に発症した悪性リンパ腫(第93回日本肺癌学会中部支部会,中部支部,支部活動)
- 治療方針の決定に難渋した中年者における陳旧性肩関節前方脱臼の1例
- 970 外反母趾角を短期間で改善させる新たな足底板療法の試み(骨・関節系理学療法,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 上腕骨遠位骨幹端部骨折に対する創外固定 : 最遠位ピン刺入時のcannulated drillの有用性
- 整形外科領域における CT ガイド下の経皮的針生検について
- 投球による肘関節内側不安定症に対する保存療法
- Internal impingement による投球障害肩に対する鏡視下手術 : 関節内デブリードマンと関節制動術の併用
- 177 生活習慣病サポートチームによる取り組み : メタボリック症候群、2型糖尿病を伴う変形性膝関節症患者に対して(内部障害系理学療法2, 第42回日本理学療法学術大会)
- 1003 変形性膝関節症内側型に対する装具療法の効果 : OAファンタジーと足底装具を用いて長期介入を実施した1症例(骨・関節系理学療法28, 第42回日本理学療法学術大会)
- 内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術の初期経験
- Absorbable tack法とsuture anchor法による鏡視下Bankart修復術
- 564 反復性肩関節脱臼における鏡視下再建術後理学療法の経験
- 肩・肘の装具 (特集 義肢・装具療法の現況)
- 肩鎖関節脱臼に対する Dewar 変法と経皮的ピンニング法の比較検討
- 投球肩障害に対する投球フォーム矯正を中心とした保存療法の効果
- 肩関節外傷性前方不安定症に対する Suture anchor 法による鏡視下 Bankart 修復術
- 鏡視下除圧術を行った肩甲部 paralabral cyst の6症例
- 鏡視下順行性自家骨軟骨柱移植術を施行した脛骨天蓋離断性骨軟骨障害の1例
- 鏡視下順行性自家骨軟骨柱移植術を施行した脛骨天蓋離断性骨軟骨障害の1例
- 肩甲骨関節窩前方骨折を cannulated screw を用いて鏡視下に骨接合した1例
- 肩関節外傷性前方不安定症に対する生体吸収性鋲(Suretac)を用いた鏡視下Bankart修復術
- 生体吸収性鋲(Suretac)を用いた鏡視下 Bankart 修復術の小経験
- ラグビーにて受傷した胸鎖関節後方脱臼の1例
- 両側の腋窩神経が肩甲下筋過剰束によって絞扼されていた1例 : 肩甲下筋過剰束症候群の提唱
- 投球による腋窩神経障害の発生状況
- 上方関節唇の Peel back phenomenon は動態の variant の可能性がある
- 外傷性肩関節前方不安定症の直視下手術後再発例に対し鏡視下 Bankart 修復術を施行した4症例の検討
- 投球による上腕骨内上顆下端障害に対するLIPUSの治療経験
- 両側大腿骨外顆膝蓋関節面に生じた離断性骨軟骨障害の2症例
- 長期ビスフォスフォネート1日1回製剤内服患者における週1回製剤変更後嗜好性調査
- 野球肘(上腕骨内上顆下端障害, 上腕骨小頭部離断性骨軟骨炎)に対するLIPUSの治療経験
- 鏡視下前十字靱帯再建術における前内側ポータルからの大腿骨骨孔作製に関する屍体研究 : ガイドピン刺入による腓骨神経損傷の可能性について
- 鏡視下Bankart修復術の成績−single row法とdual row法の比較−
- 鏡視下腱板修復術の術後成績−術前関節拘縮の有無による比較−
- CT画像を用いたゼロポジション肢位における肩甲上腕関節内外旋可動域計測
- 小児に発生した肩関節石灰沈着性腱炎の1例
- 壊死性筋膜炎5例の治療経験
- ちょっとのぞいてみよう!整形外科の手術(第3回)反復性肩関節前方脱臼に対する鏡視下手術
- 関節鏡を併用して手術を行った距骨片肢性骨端異形成症の1例
- 鏡視下腱板断裂修復術後に発生した肩関節水症の1例
- 肩関節初回前方脱臼後の関節拘縮に対する鏡視下関節包解離術の1例
- 直視下 bridging suture 法を用いた上腕骨大結節骨折の治療経験
- 鏡視下修復術を行った HAGL 病変の 3 症例
- 腋窩神経障害が主病変と考えられた投球障害肩の治療成績
- 再手術を行った鏡視下腱板断裂修復術後 knot impingement の 3 例
- 肩関節に滑膜性骨軟骨腫症と関節症を生じた末端肥大症の 1 例
- 骨粗鬆症患者に対する骨粗霧症認識調査 : あなたは骨粗鬆症ですか?
- CT 画像を用いたゼロポジション肢位における肩関節の可動域評価
- 投球時の肘関節内側痛を主訴とした胸郭出口症候群の1例
- 長期ビスフォスフォネート週1回製剤内服患者における月1回製剤変更後嗜好性調査
- 大腿骨近位部骨折術後患者に対する骨粗鬆症検査:―骨粗鬆症治療歴の有無による比較―