Pseudomonas setariae (Okabe) Savulescuによるブロームグラスおよびホイートグラスの褐条病
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概要
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九州阿蘇のマウンテンブローム,千葉市のレスキュグラス,プベセントホイートグラス,インターメディエートホイートグラスの葉に,褐色条斑を作る病害が発生した。病原細菌は細菌学的性質や寄生性からPseudomonas setariae (Okabe) Savulescuと同定された。同細菌が自然で上記の植物を侵す記録ははじめてであるが,そのほか多数の禾穀類や牧草類を人工的に侵し,寄主範囲の広い細菌であることがわかつた。同細菌による病害をすべて褐条病brown stripeと呼ぶことを提案した。P. setariaeはP. panici (Elliott) Stappの異名であるという意見もあるが,データが十分そろうまでは両細菌を別種とする。
- 日本細菌学会の論文
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