播種性血管内凝固症候群 (DIC) に関する実験的研究 : III. 実験的家兎DICにおけるプロスタゲランディンE<SUB>1</SUB>の効果
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概要
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We have previously reported that an experimental model of disseminated intravascular coagulation (DIC) could be induced by continuous infusion of endotoxin (ET) at a dose of 3mg/kg during 3hrs, in rabbits. Using this model, the effects of prostaglandin E<SUB>1</SUB> (PGE<SUB>1</SUB>) against DIC were investigated. Our study was made in control rabbits and rabbits infused with PGE<SUB>1</SUB>. The animals were divided into 4 groups as follows;<BR>Group I (control group): physiological saline infusion d-ET (3mg/kg) infusion<BR>Group II (PGE<SUB>1</SUB> group): PGE<SUB>1</SUB> (125ng/kg/min) infusion+ET (3mg/kg) infusion<BR>Group III (PGE<SUB>1</SUB> group): PGE<SUB>1</SUB> (25ng/kg/min) infusion+ ET (3mg/kg) infusion<BR>Group IV (PGE<SUB>1</SUB> group): PGE<SUB>1</SUB> (5ng/kg/min) infusion+ET (3mg/kg) infusion<BR>Tentative diagnostic criteria for DIC were designed as DIC scoring system. The DIC score was useful to determine the degree of the DIC state (DIC score>6 points) and evaluate the effects of PGE<SUB>1</SUB> infusion against DIC. The results of the present study demonstrated the following scores for each group: 7.4±0.9 in Group I, 2.3±1.2 in Group II, 2. 8±1.5 in Group III, and 3.5±1.0 in Group IV. The inhibition of development of DIC was noted in PGE<SUB>1</SUB> groups. However, mortality was not reduced in Group II against Group I. These results suggested that a moderate dose of PGE<SUB>1</SUB> (Group III) might be most effective for prevention of DIC.
著者
-
進藤 正信
北海道大学歯学部口腔病理学講座
-
向後 隆男
北海道大学
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北 進一
旭川医科大学
-
進藤 正信
北海道大学 大学院歯学研究科 口腔病態学講座 口腔病理病態学教室
-
雨宮 璋
北海道大学歯学部口腔病理学教室
-
嶋津 真史
旭川医科大学医学部歯科口腔外科学講座
-
大沢 薫
旭川医科大学医学部歯科口腔外科学講座
-
藤田 寛
旭川医科大学医学部歯科口腔外科学講座
-
柴田 敏也
旭川医科大学医学部歯科口腔外科学講座
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