歯科用真空吸引器に関する検討
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概要
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歯科用真空吸引器 (DVA) はメーカーによつて種々なものが市販されている。これら市販のDVA. を用いてその効果について検討した。<BR>1. DVA. を使用することによつて用いない場合の25〜87%の減少率を示した。<BR>2. DVA. の種々なタイプのAdapterによつて吸引効果に差があり口径の大なるもの程その吸引効率は良い。診療動作上口径の大きさには限界があることが考えられるが口径10.2mmが最良であつた。<BR>3. DVA. を用いた際の飛散粉塵の粒度分布は, 用いない場合に比して小さい粒子が吸引されず微細粉塵が多い。DVA. の機能としては, これら微細粉塵の吸引効果をあげられるよう改良する必要がある。<BR>4. 切削時にadapterの位置は切削部位にできる限り近くすることが必要であり, 不適当な場合は効果を期待し得ない。
- 有限責任中間法人 日本口腔衛生学会の論文
著者
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桜庭 幸夫
日本大学歯学部衛生学教室
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竹内 貢
日本大学歯学部衛生学教室
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小林 義彦
日本大学歯学部衛生学教室
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榎並 秀栄
日本大学歯学部衛生学教室
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西方 雄三
日本大学歯学部衛生学教室
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長谷川 汎
日本大学歯学部衛生学教室
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