プラスチック用回転曲げ疲労試験機
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概要
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金属材料用の疲労試験機として安定で実績のある小野式回転曲げ疲労試験機を, プラスチック用に改良して試作した. 主たる改良点は次のとおりである. 1)試験片を射出成形が可能な形状とし困難な切削加工を避けた. 2)最大モーメントを小さくしてモータ容量などを軽減する一方, たわみ許容量を充分大きくとった. 3)回転速度を無段階可変とし繰り返し変形による異常発熱を防ぐようにした. 4)チャックや軸受などを簡略化して製作費の低減を図った. エンジニアリング•プラスチックの代表例であるポリアセタール•ポリアミド (ガラス強化品) 及びポリカーボネート各種を用いた実験の結果, チャックなど改良点が明らかになるとともに, プラスチック用の疲労試験機として有用であることが確かめられた.
著者
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