ジシクロペンタジエン型油展EPPMの重合因子と加硫ゴム物性について
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概要
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バナジウムの化合物と, 有機アルミニウム化合物とから成る可溶性 Ziegler 触媒を用い, 常圧連続重合法でエチレン, プロピレン, ジシクロペンタジエンの三元共重合を行った. この研究では50部油展用高 Mooney EPDM調製用の重合諸因子と, 加硫ゴム物性との関係が吟味された. さて, 油展後のML1+4(100°C)値が50〜90のEPDMを得るには, 原料ゴムのそれが150〜200以上必要になることがわかった. 高分子量EPDMを得るには, バナジウム使用量とEPDM中のエチレン含有量の効果が顕著であった. 低バナジウム濃度で, ジエン残基量, エチレン含有量とML粘度の異なる50部油展EPDMが種々調製された. これらを加硫し物性を評価した結果, ジエン残基量の多いEPDMは動的物性が低下し, エチレン量が増えると, 伸びと耐屈曲性が低下した. ML粘度は或る限度を越えて大きくなると物性との関係がなくなることがわかった.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
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