ジシクロペンタジエン型中ムーニーEPDMの重合因子と加硫ゴム物性について
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概要
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炭化水素に可溶なバナジウムの化合物及び有機アルミニウムの化合物から調製された可溶性 Ziegler 触媒を用い, ジシクロペンタジエンを第3成分とするEPDMが, 常圧連続重合法で調製された. 本報では, Mooney 粘度45±5のEPDM調製に関する重合因子と, 原料ゴム, 未加硫ゴムの性質, 加硫ゴムの基本物性などとの関係が検討された.重合温度を低くすると, ロール加工性, 粘着性が低下した. 加硫ゴムでは耐屈曲性の上昇が見られた. EPDM中のエチレン含有率が60%を超えると, 粘着性, 耐屈曲性, 伸びが低下した. 同様にジシクロペンタジエン含有量を増加すると, スコーチタイム, 耐屈曲性, 発熱上昇温度, 伸び, 反発弾性, 圧縮永久ひずみが低下し, 逆に引張応力, 引張強さ, 硬さが上昇した. ジエンの効果は加硫ゴム物性に与える影響が最も大きい. この理由は加硫密度に関係すると推定された.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
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三宅 泰治
三井石油化学工業 総研
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竹山 守男
三井石油化学工業(株)総合研究所
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山形 文一
三井石油化学工業(株)総合研究所
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小田 秀邦
三井石油化学工業(株)総合研究所
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三宅 泰治
三井石油化学工業(株)総合研究所
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