アルカリ性ホスファターゼに対するフラボノイドの影響
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概要
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フラボノイドがアルカリ性ホスファターゼにおよぼす影響を観察した. (1)モリン,クェルシトリン,クェルセチン,ミリシトリン,ルチン,ゴシピトリンは0.25mMでそれぞれ42, 29, 26, 17, 13, 12%阻害した. (2)ヘルバシトリン,ヘスペリジン,ルテオリン-7-グルコシド,ロビニン,アピイン,ミリシトリン,ナリンギンでは阻害ば弱かった. (3)ルチン,ゴシピトリン,モリンは不拮抗型の阻害を示した.Ki値はそれぞれ1.3, 5.3, 0.44mMであった. クェルセチン,クェルシトリンによる阻害は混合型であった. Ki値はそれぞれ0.24, 0.31mMであった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
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飯尾 雅嘉
熊本女子大学生活科学部食物栄養学科
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牛島 紀美子
熊本女子大学文家政学部食物学科
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藤田 真由美
熊本女子大学文家政学部食物学科
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松浦 美幸
熊本女子大学文家政学部食物学科
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宮竹 聖子
熊本女子大学文家政学部食物学科
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飯尾 雅嘉
熊本女子大学文家政学部食物学科
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