Rhodotorula mucilaginosaによるdl-メンチルアセテートの不斉加水分解
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概要
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1.Rhodotorula mucilaginosaによるdl-メンチルアセテートの不斉加水分解の条件を検討した. 2. 培地成分としてはキナコ,酵母エキス,コーンスティープリカーがエステラーゼ活性増強に有効であった. 3. 至適条件は生育温度27〜29°C,反応温度32〜33°Cであり,生育pH 7付近,反応pH 7.5であった. 4. 単細胞分離法によって活性は50%向上し,活性の標準偏差も小さくなるが,培養を継続するとしだいに原状に復帰する傾向にある. 5. 紫外線照射によりさらに活性が約70%向上した. 6. 至適条件下でタンク培養による実験を行ない,培地1l当たり24時間で44.4gのl-メントールが生成されることを認めた.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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