抗ペプチド抗体を用いた小麦α-アミラーゼインヒビターの消化酵素分解物の分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
小麦四量体α-AIの一種であるCM16について,エピトープを含む15merペプチドに対する抗ペプチド抗体を作製した.本抗体は,CM16に対して高い特異性を示した.本抗体を用いて,小麦粉とペプシンおよびパンクレアチンの反応液中におけるCM16の分解を,イムノブロッテイングおよび酵素免疫測定法により調べた.その結果,CM16は人工胃液だけでは部分分解に留まったが,さらに人工腸液を作用させたところ,CM16のエピトープを含む部位も分解された.また,単量体および二量体の小麦α-AIも,人工胃液や人工腸液によって同様に分解された.
著者
関連論文
- 生キクラゲ水抽出物のマウス脂肪細胞分化抑制作用
- コムギ Nonspecific Lipid Transfer Protein 1 抗ペプチド抗体の特性
- 小麦の単量体・二量体α-アミラーゼインヒビターの微生物プロテアーゼによる分解
- 未発芽小麦種子由来ペプチダーゼによる小麦グリアジンエピトープの分解
- 抗ペプチド抗体を用いた小麦α-アミラーゼインヒビターの消化酵素分解物の分析
- エゴマ種子タンパク質の特性評価
- 2Ga07 コムギアレルゲンタンパク質CM16抗ペプチド抗体の特性(酵素学,酵素工学,タンパク質工学,一般講演)
- 抗ペプチド抗体を用いた小麦α-アミラーゼインヒビターの消化酵素分解物の分析