黒斑病甘藷の研究 : (第3報)イポメアマロンの化學的性質に就て
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概要
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1. 黒斑病甘藷精油の主溜分からセミカルバゾーンを精製し,これを分解して純イポメアマロンを得た.その比重(10°C)は1.0260,屈折率(10°C)1.4831,比旋光度(10°C)21.6を示した. 2. イポメアマロン(C15H22O3)の化学的性質につき,研究の結渠炭素間二重結含2個を有し,3個の酸素のうち1個はカーボニル形態で,他の2個はメチレンヂオキシ形態であることを認めた. 3. 本物質は分子式,二重結合及び酸素の形態から計算してベンゾル核をもたないが,他の2個の環をもち且.つ,その1個はメチレンヂオキシ基を含むことを認めた.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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