Oral florid papillomatosis―その陽子線療法について―
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概要
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83歳女, 右頬粘膜部に生じた茸状のoral florid papillomatosisを陽子線 (250 MeV, ED 300 rad, GD 6, 350 rad) で加療, 優れた結果を得た。OFPの陽子線療法は未だ文献にみられずpilotstudyとなった。結論的にはGDはもう少し少量 (2,000 rad前後) でも充分ではないかと考えられたが, 種々の外的条件もあってこの方式となった。一般に放射線療法があまり適応でないとされるOFPに陽子線のきわめて有効であることを確認した。
著者
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稲田 哲雄
筑波大学粒子線医科学センター
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北川 俊夫
筑波大学粒子線医科学センター
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星野 稔
筑波大学臨床医学系皮膚科
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上野 賢一
筑波大学臨床医学系皮膚科
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佐久間 満里子
筑波大学臨床医学系皮膚科
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大見 尚
筑波大学臨床医学系皮膚科
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堀内 早苗
筑波大学臨床医学系皮膚科
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